・「IRON MAIDEN」 "A Matter Of Life And Death" ― 2006年09月12日 09時12分33秒
今日の、音楽レビューは、やはり、これを書かねばなるまい。
一番好きなバンドの新譜を避けて通ることなどできようか? おまけに、日本ツアーまで、あと1ヶ月近くとなった今、期待と不安の中、レコードに針を落とした、、、って、いつの時代だ!?ということで、もちろん、CDで聴いてますよ(笑)。でも、IRON MAIDENがCDを全部紙ジャケットで復刻したら、やばいな~、買っちゃうなぁ~。(笑)
●「IRON MAIDEN」 "A Matter Of Life And Death" ★★★★★ (2006)
The Official Iron Maiden Website
01.Different World
02.These Colours Don't Run
03.Brighter Than A Thousand Suns
04.The Pilgrim
05.The Longest Day
06.Out Of The Shadows
07.The Reincarnation Of Benjamin Breeg
08.For The Greater Good Of God
09.Lord Of Light
10.The Legacy
まず、今回の作品の特徴は、1曲1曲が長い、大作が多いことでしょう。全10曲中5分を下回る曲は1つしかなく、9分を超える曲もあるくらいです。おまけに長い曲は、S.Harrisが書いているとなれば、これこそ、メイデンという面目躍如の曲になっていること間違いないわけで…。ただ、新しいファンを獲得することはできるかなぁ(笑)
と、思いながら1曲目から聴く。
1曲目こそが、このアルバムでもっとも短い曲で、キャッチーさもこの曲が一番だと思われる。Tail GunnerやBe Quick Or Be Deadのようなイメージだろうか。メイデンは、1曲目にそのアルバム中でもっともポップな、一般性の高い曲を持ってくることが多いような気がする。ということで、非常に聴きやすいスタンダードナンバーです。
02,03,04と進んでいき、メイデンっぽさはあるけれども、長さが逆にこれを退屈と思う人もいるだろうなと思い始めたときの、05。出だし刻む音が鳴り始めた時に、何かが僕の感覚に共鳴した。Fear Of The Darkとは違うのだけど、何か、メイデンスタンダードのように感じる曲の展開が予想されるリフとベースの始まりなのだ。Bruceのヴォーカルも非常に伸びやかで聴いていて心地よい。そして、圧巻は、ギターのソロだ。近年では、Brave New Worldのトリプルギターのハモリなどが心震わせる音ではあったが、この曲のソロは、それを遥かに凌駕した。少なくとも僕の中では。お聴きください。
そして、このアルバムの1つのクライマックスではないか?と思われる07~08へと突入する。07が1stシングルだというのは、メイデンの恐ろしいまでのこだわりとセンスだなと思う。なぜなら、この曲はキャッチーさが一切ないからだ。しかも7分を超える大作だ。もちろん、Bruceの魂のヴォーカルが入れば、その段階でかなり楽しく歌えるものにはなるのであるが、この曲は、どちらかというと、08のための露払いとは言わないが、序章のように思えてならないのだ。そして、ライブでは今後当分の間、スタンダードになるのではないかと思われる08へとなだれ込む。Heaven Can WaitやRun To The Hillsのようなスピードとキャッチーさはないものの、メインコーラス部分をBruceが何度も何度もリフレインする曲なので、非常にライブでは盛り上がることだろう。しかし、9分だ。ライブじゃ何分になるかわからない。(笑)でも、この壮大な曲を目の前で確認するだけでも、彼らの今回のツアーに行く価値はあるのではないかと思う。
そして、壮大な曲が怒涛の勢いで繰り広げられた最後を締めるのは、アコースティックで始まる10だ。これは、ある意味、今回のアルバムの彼らが挑んだことの集大成というか象徴ともいうべき曲かもしれない。
ものをつくり世に送り出す人間として、彼らは本当に尊敬に値する。今回のアルバムは、ある意味、メイデンファン以外には、「なんだよ、やっぱすげー普通にアイアンメイデンじゃないか」と思われるかもしれない。でも、メイデンファンからすると、今回は、賛否両論とまでいくかはわからないが、難解さについていけないファンもいるかもしれないし、今回の挑戦や変化というものを実感していると思う。この挑戦が大ベテランになった今もし続けられること、そして、その中に自分たちらしさというか、アイデンティティとなるべきところはちゃんと残してのものと仕上がっているこのアルバム。
とにかく、みんな、まずは聴いてみてくれ!!(笑)
一番好きなバンドの新譜を避けて通ることなどできようか? おまけに、日本ツアーまで、あと1ヶ月近くとなった今、期待と不安の中、レコードに針を落とした、、、って、いつの時代だ!?ということで、もちろん、CDで聴いてますよ(笑)。でも、IRON MAIDENがCDを全部紙ジャケットで復刻したら、やばいな~、買っちゃうなぁ~。(笑)
●「IRON MAIDEN」 "A Matter Of Life And Death" ★★★★★ (2006)
The Official Iron Maiden Website
01.Different World
02.These Colours Don't Run
03.Brighter Than A Thousand Suns
04.The Pilgrim
05.The Longest Day
06.Out Of The Shadows
07.The Reincarnation Of Benjamin Breeg
08.For The Greater Good Of God
09.Lord Of Light
10.The Legacy
まず、今回の作品の特徴は、1曲1曲が長い、大作が多いことでしょう。全10曲中5分を下回る曲は1つしかなく、9分を超える曲もあるくらいです。おまけに長い曲は、S.Harrisが書いているとなれば、これこそ、メイデンという面目躍如の曲になっていること間違いないわけで…。ただ、新しいファンを獲得することはできるかなぁ(笑)
と、思いながら1曲目から聴く。
1曲目こそが、このアルバムでもっとも短い曲で、キャッチーさもこの曲が一番だと思われる。Tail GunnerやBe Quick Or Be Deadのようなイメージだろうか。メイデンは、1曲目にそのアルバム中でもっともポップな、一般性の高い曲を持ってくることが多いような気がする。ということで、非常に聴きやすいスタンダードナンバーです。
02,03,04と進んでいき、メイデンっぽさはあるけれども、長さが逆にこれを退屈と思う人もいるだろうなと思い始めたときの、05。出だし刻む音が鳴り始めた時に、何かが僕の感覚に共鳴した。Fear Of The Darkとは違うのだけど、何か、メイデンスタンダードのように感じる曲の展開が予想されるリフとベースの始まりなのだ。Bruceのヴォーカルも非常に伸びやかで聴いていて心地よい。そして、圧巻は、ギターのソロだ。近年では、Brave New Worldのトリプルギターのハモリなどが心震わせる音ではあったが、この曲のソロは、それを遥かに凌駕した。少なくとも僕の中では。お聴きください。
そして、このアルバムの1つのクライマックスではないか?と思われる07~08へと突入する。07が1stシングルだというのは、メイデンの恐ろしいまでのこだわりとセンスだなと思う。なぜなら、この曲はキャッチーさが一切ないからだ。しかも7分を超える大作だ。もちろん、Bruceの魂のヴォーカルが入れば、その段階でかなり楽しく歌えるものにはなるのであるが、この曲は、どちらかというと、08のための露払いとは言わないが、序章のように思えてならないのだ。そして、ライブでは今後当分の間、スタンダードになるのではないかと思われる08へとなだれ込む。Heaven Can WaitやRun To The Hillsのようなスピードとキャッチーさはないものの、メインコーラス部分をBruceが何度も何度もリフレインする曲なので、非常にライブでは盛り上がることだろう。しかし、9分だ。ライブじゃ何分になるかわからない。(笑)でも、この壮大な曲を目の前で確認するだけでも、彼らの今回のツアーに行く価値はあるのではないかと思う。
そして、壮大な曲が怒涛の勢いで繰り広げられた最後を締めるのは、アコースティックで始まる10だ。これは、ある意味、今回のアルバムの彼らが挑んだことの集大成というか象徴ともいうべき曲かもしれない。
ものをつくり世に送り出す人間として、彼らは本当に尊敬に値する。今回のアルバムは、ある意味、メイデンファン以外には、「なんだよ、やっぱすげー普通にアイアンメイデンじゃないか」と思われるかもしれない。でも、メイデンファンからすると、今回は、賛否両論とまでいくかはわからないが、難解さについていけないファンもいるかもしれないし、今回の挑戦や変化というものを実感していると思う。この挑戦が大ベテランになった今もし続けられること、そして、その中に自分たちらしさというか、アイデンティティとなるべきところはちゃんと残してのものと仕上がっているこのアルバム。
とにかく、みんな、まずは聴いてみてくれ!!(笑)
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