・今日は野球の日!2006年03月21日 19時14分43秒

今日は、WBC決勝。
第一回の世界一を決める大会だ。

アメリカ主導の大会で、予選、二次リーグ、決勝トーナメントと、すべてがアメリカが勝つためにつくられた大会であったことはいなめない。しかも、ライバルとなりうる国、中南米諸国には過酷なスケジュールを強いるなど万全の体制で臨んだ大会であった。

【事例1】
アメリカは、予選一次リーグは、アメリカ、メキシコ、カナダ、南アフリカからなるB組。メジャーリーガーだけで構成されたアメリカ代表は、野球ファンには心躍るメンバーであったことは間違いない。もちろん、主催者もこの組を1位で抜けると想定したのだろう。(普通そうだ)しかし、カナダに敗れる波乱もあって、B組2位でぬけることになった。
そこで、二次リーグの日程を確認してみよう。二次リーグは、A組B組の1、2位からなるアメリカステージと、C組D組の1,2位からなるプエルトリコステージからなる。でも、日程を見てみると、B組1位のみが、唯一、二次リーグを1日おきで戦える日程が組まれているのだ。他は、必ず1回は2日連続で戦わなくてはいけないのだ。恐るべしアメリカ。しかし、その目論見も自滅。

【事例2】
最大の組みあわせは、決勝トーナメント決勝戦まで、中南米の強豪諸国である、

ドミニカ共和国 … オルティズ、プホルス、テハダ、ソリアーノ 他
ベネズエラ   … カブレラ、サンタナ、ロドリゲス 他
プエルトリコ  … Iロドリゲス、Bウイリアムス 他
キューバ    … アマチュア最大の雄

とまったく戦うことのない組み合わせだろう。もっともこの恩恵を受けたのは結局、日本だったのだが。。。


【事例3】
最大の強敵をドミニカ共和国とベネズエラに設定したアメリカは、この2つを同じ組にいれる。そして、二次リーグでも、この2チームの日程は、三日連続になるようにと、もっとも厳しい日程を強いている。

ここまでしてきて、結局、勝ち残れなかったアメリカ。
そして、ドミニカ共和国、ベネズエラは確かにアメリカの尽力によりつぶされ、アメリカの宿敵キューバが決勝進出したのだから、難しいものだ。

でも、決勝戦、日本対キューバはまったく、その価値をにごらせるものはない。選手達は、よく戦ったと思う。

ただ、ここで終わってはいけない。
この先、3年後にむけて、、、いや、その前に、北京五輪にむけて日本代表の強化、計画、をしっかりしなくてはいけない。

監督の人選(今回は、王監督しかなかったと思うが、北京はそうでもない)
コーチの人選(継投、戦術の徹底、データ分析など今回は力不足)
選手の人選(目指す野球をすえてそれに対応できるバラエティにとんだメンバー構成にしなくてはいけない。野球IQの高い選手を集めてほしいものだ)

やはり、状況に対応して自分で頭を使うことのできる選手、これがもっとも求められる選手だろう。こういった選手の育成は実戦の中でしかできない。でも、それは各12球団の方針の中で行われるものになる。しかし、これは、今回の代表選手たちがこの経験をチームに持ち帰り、それを他の選手に伝えて、浸透させていかなくてはいけない。
つまり、選手たちの意識こそが、大切なのだ、と思う。

でも、おめでとう。そして、感動をありがとう。
今週末からのプロ野球開幕、楽しみにしています。
やっぱり、野球は最高だ!!!!!!!!!!!!

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