・「SINERGY」 "Suicide By My Side"2006年09月07日 09時06分52秒

そういえば、音楽レビューを当分していませんでした。
読者がいるかどうかは別にして、間隔をあけすぎると自分が飽きてしまうので(笑)今日は、久々にレビューします。

今回は、女性バンドというよりは、パワフル女性ヴォーカリスト、Kimberly Goss を要するHMバンド、

●「SINERGY」 "Suicide By My Side" (2002)  ★★★☆
http://www.nuclearblastusa.com/bands/sinergy.html

01.I Spit On Your Grave
02.The Sin Trade
03.Violated
04.Me, Myself, My Enemy
05.Written In Stone
06.Nowhere For No One
07.Passage To The Fourth World
08.Shadow Island
09.Suicide By My Side
10.Remembrance
11.Number Of The Beast (Bonus Track)

Vocalは上述もした、Kimberly Gossで、非常に男勝りのパワフルな歌声を聴かせてくれます。その上、メタルファンには嬉しい、Children Of BodomAlexi LaihoがGuitarを担当していたりもするので、非常に叙情的なメロディに、Kimberlyの力強いヴォーカルがミックスして非常に楽しめるバンドです。

そんなバンドの2002年のアルバムを今回はチョイス。(実は今年にはいって、新作がでているのですけどね)理由?もちろん、女性ヴォーカルを追っかけるレビューをしているのが理由の1つではありますが、女性が歌うとどうなる?

"The Number Of The Beast"

と、いうのが非常に興味深い上に、実際に聴いてみていただきたい。もちろん、オリジナルのIRON MAIDENBruce Dickinsonと比較することはできない。なぜなら、彼は、世界で5本の指には入ろうかという、パワフルで表現力豊かなHR/HMヴォーカリストだからだ。なので、勝るとか劣るとかいう論点でものを語るつもりはない。

だが、Bruceには出せない雰囲気をKimberlyが女性だからこそ出すことができる部分があるのではないか?というのが一聴の価値を促すところとなるのである。そもそも、原曲からは、アレンジもされているし、少しペースも変動していると思われる。ソロのメロディラインとベースライン(この曲は、そもそもベースラインが珠玉ではあるのだが)にもアレンジの跡がみられる。

Maidenサポーターの僕が、どうこう判断を下すのは難しいが、でも、ヘタなTributeよりは、間違いなく、Respectの上で楽しんでいることが非常によく伝わる楽曲のしあがりとなっている。基本的には、自分たちらしさを少し出しながらも原曲に忠実にいこうとしているのが伝わる。

その他の曲は、どうだろう?正直、"The Number Of The Beast"だけがカバー曲でもあるので、ちょっと異端で他の曲は彼ららしさがでていると思われる。オープニングTUNEからわかりやすくもメロディアスで、且つ、男にはだせない、でも、並みの女性ヴォーカルともちょっと違う、Kimberlyの声に圧倒されるのである。ただ、1枚全部を通して聴くと少し、おなか一杯かな、と思うところもあるので、そういう意味では、最後に、"The Number Of The Beast"が入っていることは、アルバム構成上は良いことかもしれない。

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