・「宮廷女官 チャングムの誓い」2006年07月16日 10時56分58秒

今更ながらになるが、ここ3ヶ月ほどのマイブームに、NHK総合でやっている、海外ドラマ、

●「宮廷女官 チャングムの誓い」
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/gtv/chikai/index.html

が、ある。これは、16世紀の朝鮮王朝を舞台にしたドラマで全54話。以前は、BS2で放送されていたのですが、地上波で放送するようになり、実家の母親に薦められたのがきっかけで見始めました。

これまで、あまり韓流ドラマや映画も見たことがなかったので、「いまさらなぁ…」と思うところはあったのですが、いざ見始めるとこれが、面白い面白い。ドラマチックというか、あまりにも、それこそ「ベタ」な展開と、「おとして、おとして、おとして、これでもかというくらいまでおとして、あげる」という70年代の日本の赤いシリーズのドラマのように、不幸、不幸、不幸、最後に幸福。だから、この幸福が小さくても凄いカタルシス、、、みたいな感じになっています。

シナリオ的には、子供時代~成人~壮年と、日本でいうなれば「おしん」のような感じで1人の女性の一代記となっています。16世紀の朝鮮王朝では、封建的で、身分制度がはっきりとわかれていました。また、儒教国家であることもあり、男女の別もはっきりとわけられていました。

そのため、大奥とは違いますが、後宮の世話だけでなく、宮中の仕事一般をするために、子供のころから参内して、「女官」として鍛え上げれられた結婚することはない(唯一の方法は、王様に見初められて側室になることか?それも、身分次第)1人の宮廷戦士の存在が必要となるわけです。

女官は、身の回りの世話や、この主人公チャングムのように、料理人としての腕をふるうという役割もあります。話の前半は、この料理人としての話で、後半は、医女(身分は奴婢だが、貴重な知識により大切にされている。女性の診療は皇后であろうと男性医務官が見ることができないので、医女が必要になるのである)として活躍する、というお話。

ライバルがいて
想い人がいて
権謀術策にまきこまれて
でも、主人公は、賢くもどこか天然であぶなっかしくって

と、話のプロットをつくるにはいうこのない要素がてんこ盛りです。
昨日の段階で、36話。まだまだ、これからです。
今からでも遅くありません。ぜひ、ごらんになることをおススメします。