・「バタフライ エフェクト」 ― 2006年07月10日 00時01分00秒
今週も映画にいけなかったので、DVDでではあるが鑑賞。
●「バタフライ エフェクト」(2005年) ★★★★
泣いた。慟哭した。映画を見終えて嗚咽したのは久々だ。
まずは、DVDのパッケージ裏のキャッチコピーを書こう。
「映画史上最も切ないハッピーエンドの物語が始まる。」
まさしく、そのとおりだ。「切ない」。とにかく、「切ない」。ここまで苦しく切ない映画は久しぶりに見た。でも、シナリオの意味と流れのためには、それしか方法はない、というのは事実なのだが。。。
パッケージ裏に書かれている程度のことくらいのネタばれは、書かせてもらうことにしよう。
主人公は、子供の頃から時折、記憶をなくす。しかし、それは、ある特殊な能力に起因するものであった。「何度でも」というわけではないが、彼は、過去を変える力があるのだ。それで、
愛する人を幸せにするために努力する
のだ。もちろん、グッドに書き換わることもあれば、そうでないこともある。つまり、「蝶が羽ばたくことで、関係ないところで意外な効果が出ることがある」というのは、この映画のタイトルに関連しているところのようだ。「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないが、思わぬ事象が起きるというわけだ。神の御業に近いような所業をすることは、人間には困難だということなのかもしれない。
ただ、ただ、愛する人を幸せにするために、主人公が努力する様は美しくももの悲しくもあり、クライマックスに至っては、「究極の愛の形」すら感じさせる。そこまで、人を愛せるか?愛してみたい、のような感じで。まあ、ただ、あれくらいジェットコースターのようにめまぐるしく人生が展開したら、痺れるくらいに愛していないと、心が折れてしまうかもしれない。幸い、あそこまで自分の人生は刺激的ではないかな、と思う(苦笑)
DVD特典で別バージョンのエンディングも挿入されていた。このエンディングがあることで、逆にイメージを壊される人もいるだろうが、再度滂沱の涙を流す人もいるだろう。僕は後者だ(笑)。また、ディレクターズカット版もDVDなので封入されている。こちらのエンディングは、更に衝撃的だ。ある意味、こちらの方がハッピーエンドなのかもしれないのだけれど。ハッピーなのか?八方丸く収まってはいるけれど。。。僕は少し耐えられない。(苦笑)
シナリオ展開には、やられるし、視覚的なエフェクトもよく撮れている非常に佳作だと思います。4点。
ここまで切ない思いをせずに、もっとファニーに時を繰り返して愛を得ようとする物語に、
「恋はデジャ・ブ」(ビル・マーレー、アンディ・マクドウェル、1998)
があります。こちらも一度ごらんになってはいかがでしょうか?
●「バタフライ エフェクト」(2005年) ★★★★
泣いた。慟哭した。映画を見終えて嗚咽したのは久々だ。
まずは、DVDのパッケージ裏のキャッチコピーを書こう。
「映画史上最も切ないハッピーエンドの物語が始まる。」
まさしく、そのとおりだ。「切ない」。とにかく、「切ない」。ここまで苦しく切ない映画は久しぶりに見た。でも、シナリオの意味と流れのためには、それしか方法はない、というのは事実なのだが。。。
パッケージ裏に書かれている程度のことくらいのネタばれは、書かせてもらうことにしよう。
主人公は、子供の頃から時折、記憶をなくす。しかし、それは、ある特殊な能力に起因するものであった。「何度でも」というわけではないが、彼は、過去を変える力があるのだ。それで、
愛する人を幸せにするために努力する
のだ。もちろん、グッドに書き換わることもあれば、そうでないこともある。つまり、「蝶が羽ばたくことで、関係ないところで意外な効果が出ることがある」というのは、この映画のタイトルに関連しているところのようだ。「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないが、思わぬ事象が起きるというわけだ。神の御業に近いような所業をすることは、人間には困難だということなのかもしれない。
ただ、ただ、愛する人を幸せにするために、主人公が努力する様は美しくももの悲しくもあり、クライマックスに至っては、「究極の愛の形」すら感じさせる。そこまで、人を愛せるか?愛してみたい、のような感じで。まあ、ただ、あれくらいジェットコースターのようにめまぐるしく人生が展開したら、痺れるくらいに愛していないと、心が折れてしまうかもしれない。幸い、あそこまで自分の人生は刺激的ではないかな、と思う(苦笑)
DVD特典で別バージョンのエンディングも挿入されていた。このエンディングがあることで、逆にイメージを壊される人もいるだろうが、再度滂沱の涙を流す人もいるだろう。僕は後者だ(笑)。また、ディレクターズカット版もDVDなので封入されている。こちらのエンディングは、更に衝撃的だ。ある意味、こちらの方がハッピーエンドなのかもしれないのだけれど。ハッピーなのか?八方丸く収まってはいるけれど。。。僕は少し耐えられない。(苦笑)
シナリオ展開には、やられるし、視覚的なエフェクトもよく撮れている非常に佳作だと思います。4点。
ここまで切ない思いをせずに、もっとファニーに時を繰り返して愛を得ようとする物語に、
「恋はデジャ・ブ」(ビル・マーレー、アンディ・マクドウェル、1998)
があります。こちらも一度ごらんになってはいかがでしょうか?