・「Final Destination」2006年07月03日 09時14分32秒

今週は、映画館にはいけなかったものの、DVDを借りて見たので、その映画のレビューをします。

●「Final Destination」      ★★★☆

ジャンル的には、「ややホラー」というところになるのだろうか。映画館で予告編を見た記憶はある。女の子が目の前でバスにすっ飛ばされて死ぬショッキングも、凄惨さのない、シーンが印象的だったからです。

飛行機事故で死ぬはずだったはずの高校生が予知夢を見たことで、その事故を逃れる。彼がパニックで騒いだときに巻き込まれて飛行機を降りた(降りさせられた)人が6名。彼らは、九死に一生を得た、のではなく、死神の予定していた「死の物語」から逸脱しようとしているだけ、で、それを死神は許してはくれない…というストーリー。

迫りくる「死」に対して、どう抗するか?というのがこの映画の主題ではあるのだが、おどろおどろしい、オカルトっぽいものや超常現象っぽいもので、死を迎えさせようとしないところが秀作か。(残念ながら、ぎりぎり、アウトのところもある。なぜ、そこで、そのカットをいれる必要があったのか?と思うシーンが2つほどあったので)あくまでも、

偶然に偶然が重なっているけれど、天文学的確率で自然現象が重なったことでおきた事故

で、すべてをかたづけてほしかった。DVDには、映画館では語られなかった、もう1つのエンディングというのが収録されていたが、こちらの方がよいという人もいるだろう。どっちがどうでという話は、ごらんになる方のために伏せておくが、どちらも、それなりの味と展開がある。ただ、この作品、続編がある。そのときの前提になっているのは、あくまでも、本編の終わり方からの続編ということになっている。

スリルはあるけれども、気軽に見ることのできる作品です。